コラーゲンで健康生活

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コラーゲンで健全な食生活!!

●コラーゲンを摂取する意味。

コラーゲンやたんぱく質についてある程度理解が深まると、ひとつの結論に達すると同時に大きな疑問が沸いてきます(私だけかもしれませんが…)

コラーゲンは人間にとって非常に重要な役割を果たしています。これはもう誰もが知っていることだと思います。
しかし、一方では他のたんぱく質(うどんなどの普通の食品)からでもコラーゲンを作る材料(アミノ酸)を摂取できるんじゃないか?という疑問が浮かびます。つまり、体内で一旦アミノ酸にまで分解されるのであれば、わざわざコラーゲンを摂取する必要はあるんだろうか?…ということです。

確かにコラーゲンを構成するアミノ酸のうち、ヒドロキシプロリンとヒドロキシリシン以外のアミノ酸は、他の大抵のたんぱく質にも含まれていますし、またこのヒドロキシプロリンやヒドロキシリシンも体内で遊離アミノ酸として存在しているので、コラーゲンを作る材料は体内に既に揃っていることになります。

しかし、材料が揃っているからといって、コラーゲンができるわけではないのです。
やはり、ほとんどの場合、コラーゲンを摂取する必要があるのです。
この辺のメカニズムは、実際のところまだ完全に解明されておらず、何故そうなるのかをはっきり述べる事は不可能です。
ただ、わかっている事実をもとに研究者の方々の見解や理論を拝読したうえで考えると、
まずひとつに、コラーゲンが他のたんぱく質とは異質のアミノ酸組成を持っていること。
第二に、コラーゲンが分解される過程でできるペプチド(もしくはアミノ酸)が何らかの作用をもたらすのではないかということ。
第三に、その分解時に必要な酵素分泌という働きが脳にインプットされ、その認識をもとに何らかの指令を送っているのではないかということ。
以上の3つの要因がコラーゲン生成のメカニズムの鍵を握っているのではないかと私は考えました。これら3つが複合的に作用し合い、コラーゲン生成を促しているのではないかと思うのですが…。残念ながら証明はされていません。

しかし、これらに共通して言えることは、コラーゲンを分解するという過程において何らかの認識や作用があり、コラーゲン再生のメカニズムのもとになっていると考えられるということです。

少し余談になりますが、近年のアミノ酸ブームにより様々なサプリメントや粉末等の健康食品が販売されていますね。これはこれで余分な脂質やカロリーを摂ることなく、アミノ酸だけを補給できますから、その点においては十分良い商品だと思います。
しかし、これらの原料はアミノ酸です。
つまり、分解という過程が必要ないということです。
これは、分解酵素が働かないということに繋がり、その結果、胃や腸に楽をさせてしまって本来の働きを弱めてしまうのではないかと考えられると思います。
まぁ人間の体は実にうまくできているもので、このように働くべきところで楽をすると必ずどこかでその負担がくるものなのです。だらだらと過ごせば筋肉が衰えるのと同じですね(;´Д`)

よって、これらのコラーゲン関連の健康食品は、あくまでも補助的に摂るのが望ましいと思います。

もうひとつのコラーゲンを摂取する意義についてですが、古来から人間はコラーゲンを摂取してきました。それは肉や魚等の食品からの摂取です。
特に皮や骨にはたくさんのコラーゲンが含まれており、それらを食すことでそれなりにコラーゲンを摂取できていたそうです。

では何故、今の私達はコラーゲンを意識して摂取する必要があるのでしょうか?
それはもちろん健康や美に対する意識と欲求が高まったためだということは言うまでもありませんが、まず食生活の変化によって、かつてよりも食物からのコラーゲン摂取量が減ったというのが原因ではないかと考えられます。
現代社会においてコラーゲンの摂取は難しい…そのひとつに“魚離れ”があり、その上煮こごり等の煮汁も、かつてのように食べることは少なくなったと思います。
さらにはアラ炊きなどをすることもあまりないのではないでしょうか??
コラーゲンは熱によってゼラチン化しますので、その汁の部分にコラーゲンがたくさん溶け出しています。これを捨ててしまうことでコ、ラーゲンの摂取量は大幅に減少するのです。

これは肉においても同様です。
また、 又肉に関しては年齢とともに摂取することも少なくなりがちで、特にコラーゲンが多く含まれている皮などには脂質もたくさん含まれていますので、コレステロールのことを考えて避ける方も多いかと思います。

もうひとつ言えば、最近は肉もレアを好む傾向にあり、これは十分にゼラチン化していないコラーゲンを摂取することとなります。そして、消化吸収には不利であると思います。
ちなみに刺身(魚)は変性温度が低いので、体内でゼラチン化しやすく、消化吸収も肉の場合よりは良いといわれています。

このような食生活の変化によって、コラーゲンの摂取量が少なくなっていると思われ、コラーゲンを意識して摂取する必要性が生れてくるのです。・・・

あくまでも管理人が現在考えていることなので、いろいろ偏っていると思われます。薬事法や食品衛生法等々の問題があると思いますので、どうか参考程度にお考えいただければ幸いです。
尚、今後生体のメカニズムがもっと明確になってくれば、もう少しはっきりとした答えが出せるのではないか…と考えています。

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千葉 エコキュート


Last update:2023/4/19

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